村上 瑛基 Eiki Murakami

数ある消化器内科の検査・治療の中で、専攻医の頃からERCPやEUSといった胆膵内視鏡が一番好きで、大学院でも胆膵内視鏡に携わっています。また、大学院入学後に炎症性腸疾患に興味を持ち、炎症性腸疾患に関連した基礎研究をはじめました。消化器内科は消化管、胆膵、肝と対象臓器が多く、癌に対する内視鏡治療に化学療法、炎症性腸疾患などの自己免疫性疾患、脂肪肝などの生活習慣病と、非常に幅広い分野があり、広く消化器内科医として診療しながらもその中で自分の専門領域を持っています。非常に魅力的な診療科であり、興味をお持ちの方は是非とも一度見学にきていただければと思います。

入局を決めた時期ときっかけはなんですか?

京都第一赤十字病院にて消化器内科医として勤務しておりましたが、その後のどのようなキャリアを歩むのか決めかねておりました。京都第一赤十字は本学の関連病院であり、当教室の先輩方がたくさんおられました。先輩方のお話を聞き、大学院にてより専門的な臨床に携わりながら基礎研究もしてみたいと思い、医師6年目の夏頃に入局と大学院へ進学することを決めました。

入局して日々の業務はいかがでしょうか?感じたことはありますか?

大学病院という特殊環境でこれまで働いてきた市中病院との違いに戸惑いながらも、スタッフの先生方や大学院の先輩方に支えていただきながら日々過ごしております。市中病院以上に重症例、高度治療を行う症例が多く、各分野のトップレベルの先生方と治療に携わることができ刺激的で勉強になります。
大学院2年目からは基礎研究をはじめており、右も左もわからない全くの初心者ですが、丁寧に指導いただけ、有意義な毎日を過ごしております。

いま進路を迷っている研修医さんに伝えたいことは?

私自身、具体的に明確な研究テーマを持って大学院に進学したわけではありませんでした。それでも、当教室では様々な臨床研究、基礎研究が行われており、皆様が熱中するような研究テーマが見つかります。すでに研究してみたいテーマをお持ちの方はもちろんですが、“なんとなく”で大学院に進学したとしても有意義な時間になるかと思います。4年間の大学院生活が今後の長い医者人生をきっと有意義なものにしてくれるでしょう。

消化器内科学教室では
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当教室では入局者を随時募集しております。
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