堀川 はるな Haruna Horikawa

大学生の頃は、いつか基礎研究に取り組んでみたいと漠然と考えていましたが、医師として働いて以降は臨床にのめり込んでおり、基礎研究の道へ進んでみたいという思いも薄れていました。そんな中で妊娠が判明し、思うように臨床へ携われない状況に変化したことをきっかけに臨床以外の働き方を考えるようになりました。その時、大学時代の気持ちを思い出し、改めて基礎研究を行いたいと考え、これまでの関係を通じて上級医の先生や先輩方からお誘いいただき、入局を決心しました。私は大学院生となる前年の秋に産休・育休を取得しており、ブランクのある状態であったため、新しい環境での復帰が不安でした。そんな中、上級医の先生は私以上に育児と院生生活を両立できる方法を考えてくださり、先輩の女医ママさんのアドバイスや多くの人からサポートもあり、不安は払拭されていきました。そして、現在は大学院生1年目として過ごしています。
大学院生としての生活は、上級医の先生をはじめ、先輩・同輩の手厚いサポートのおかげでライフワークバランスを保つことができています。加えて、上級医の丁寧な指導を通じて、様々な知識や内視鏡技術の向上を実感しています。大学ならではの最先端の治療や、ここでしか経験できない症例を担当することができ、学びの多い毎日を過ごしています。今後は、学会発表、基礎研究、臨床研究などアカデミックな面でも活動していきたいと思います。
当院に興味のある方はぜひ一度見学にいらしてください。一緒に切磋琢磨してくれる新しい仲間を楽しみにしています。

入局を決めた時期ときっかけはなんですか?

大学時代から基礎研究に興味を持っている中で、同じ病院で一緒に働いていた先輩や上級医からの勧誘が最終的な後押しになりました。医師として多忙な毎日が続き、入局時期を決めきれていないところで妊娠が判明しました。出産後に育児をしながら病院で働くというイメージが湧かず、家庭が安定してから入局することも考えていました。しかしながら、このような心配事を上級医に相談すると、自分以上にワークライフバランスを実現できるような働き方を考え、提案してくださりました。このような上級医の存在を心強く感じ、6年目の夏頃に入局を決断しました。

入局して日々の業務はいかがでしょうか?感じたことはありますか?

私は入局前年の秋に出産したので、育児を行うためにも他の大学院生より業務を減らした状態でのスタートとしました。その後、育児の状況を踏まえて、上級医の先生と業務量について相談し、徐々に他の院生と同様の業務量に戻しています。そのような中でも、育児についての配慮をいただいており、非常に柔軟でワークライフバランスを保った働き方を実現できているので、大変助かっています。
当医局は各分野のスペシャリストが在籍しています。その中でも、私にとってはスペシャリストの内視鏡手技を近くで見られることは、非常に勉強になります。的確なアドバイスもいただくことができ、入局後数ヶ月ではありますが、少しずつ内視鏡技術の向上を実感できています。

いま進路を迷っている研修医さんに伝えたいことは?

私も研修医の頃には進路について非常に悩みましたが、今となっては消化器内科を選択し、当医局に所属してよかったと感じています。
消化器内科は内視鏡検査、腹部エコー検査、カテーテル検査などの手技が多く、経験量に応じてレベルアップを実感することができ、自信につながります。当医局では、本学でしか学べない高度な内視鏡治療や、なかなか経験することのない貴重な症例を担当でき、毎日新しい発見があります。

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