森田 竜一 Ryuichi Morita

大学卒業後は市中病院で研鑽を積む中で消化器領域の悪性腫瘍に関心を持ち、がん薬物療法をはじめとした臨床腫瘍学を学びたく大学院に入学しました。腫瘍微小環境における好中球とNK細胞の関連という基礎研究テーマにならんで、免疫チェックポイント阻害薬の効果に関するバイオマーカーの探索や、C-CATデータを用いた日本人の食道がんゲノムプロファイルに関する検討などの臨床研究のテーマについても、主に石川講師と土井助教の指導を受けながら論文執筆に向けて研究を進めています。
消化器疾患はがんだけでなく、肝臓・消化管・胆膵・内視鏡・炎症性腸疾患など多岐にわたりますが、京都府立医科大学消化器内科にはすべてが揃っています。ぜひ先生がご興味をお持ちの領域で、一緒に研究してみませんか。

入局を決めた時期ときっかけはなんですか?

消化器がんを専門領域にしたいと考えており、市中病院での後期研修(当時)後は大学医局か、がんの専門施設かで進路を迷いました。5年目の秋に大学に見学に行き、実際に大学院生の先生方にお話をお伺いする中で、大学に決めました。

入局して日々の業務はいかがでしょうか?感じたことはありますか?

それぞれの分野にエキスパートであるスタッフの先生がおられ、自分が専門としたい領域以外でも十分な指導を受けられます。大学院に入学した当時、どの先輩方も広い範囲で豊富な知識と技術を持っておられることに驚きましたが、この指導体制が理由なのだと実感しています。

いま進路を迷っている研修医さんに伝えたいことは?

歴史がある私たちの医局には、どの世代にも多くの先生方が所属しておられます。個人への負担が集中しない、オンとオフがはっきりした働き方を実現できているのは、医局に所属する人の多さゆえだと感じています。さらには、消化器内科医として仕事をしていく上で、縦と横の強いつながりができることも大きな医局の魅力であることをお伝えしたいです。

消化器内科学教室では
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当教室では入局者を随時募集しております。
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